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 最近、竹害とか竹林の駆除とか言う言葉を耳にします。竹の旺盛な繁殖力が雑木林を侵食し田畑にまで進出し、害を与えていることを指すらしいのです。

 竹は昭和30年代までは、農業や建築資材として、又、生活用品でも優れた素材として重宝されていました。その後、農業の機械化や量産し易い石油化学製品にその座を明け渡してから、竹林は放置されるようになりました 。

竹害は人間の都合で起こるべくして起こったものです。

 しかし、この竹の繁殖力と成長力は、今問題になっている二酸化炭素を大量に吸収しているのです。しかも、数年というサイクルで成長を繰り返します。竹林は二酸化炭素吸収体としては何よりも優れたプラントです。

 企業がスポーツを応援するように「竹林整備スポーツ」として捉え、企業の地元地域に存在する放置竹林を整備する人たちを応援します。また、「炭焼き同好会」等も設立して間伐した竹材を炭にすれば炭素はこれで固定されます。その竹炭を土壌改良剤等として農業に使う、建築時の埋設炭として床下調湿炭に使い大地に返せば、化石燃料を使って排出した二酸化炭素を地中に隔離したことになります。

この様な一連の取り組みを企業が、継続的環境改善の一環として取り入れてみてはいかがでしょうか。竹害といわれている竹林のピンチを二酸化炭素吸収の良きチャンスと捉え活用することは地球環境保全の一翼をになうものであると確信します。

 二酸化炭素の削減を、より省エネの機器や装置に替えると二酸化炭素の削減とカウントされますが、一旦排出された二酸化炭素を竹林が吸収し間伐された竹材を炭にして大地に返す事は非常に確実な炭素隔離ですが現在は二酸化炭素の削減にはカウントされません。

 この一連の炭素隔離の活動が二酸化炭素の削減にカウントされれば、放置竹林の問題は解決されるでしょう。炭焼きが二酸化炭素の削減にカウントされることを願います。そして「炭焼きは地球を救う!」事になると思っています。

         平成21年 1月


平成21年1月16日付 環境社会新聞に掲載

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